凸版印刷とフレーベル館 障がい者アーティストの絵本作品「ぼく お父さん」を出版
凸版印刷とグループ会社である株式会社フレーベル館は、 凸版印刷が推進する「可能性アートプロジェクト」における、 障がい者アーティストの作品の価値化施策として絵本『ぼく お父さん』を両社共同で企画・出版しした。(10月4日から出雲市内の今井書店と一部のネット書店にてフレーベル館より発売)
凸版印刷は、 2018年より「障がい者の自立支援」と「企業の人財開発」を組み合わせた試みとして「可能性アートプロジェクト」を推進している。「可能性アートプロジェクト」は、 凸版印刷の持つ「印刷テクノロジー」を活用し、 障がい者アーティストの作品を価値化し、 社会的課題解決(障がい者の自立)と経済的事業活動が両立するビジネスモデル構築を目指す取り組み。
これまでの障がい者アート作品の活用事例として、 紙製飲料缶「カートカン」や卓上カレンダーへ採用・販売や、 スマートフォンをアート作品にかざすと、 作品が動き出すとともに、 アーティストが作品に込めた想いを聴くことができるARコンテンツの制作などの実績がある。また、 これらのビジネスモデル構築を凸版印刷の企業研修プログラムとして採用し、 次世代リーダーの育成にも活用している。
今回、 凸版印刷とフレーベル館は、 アート創作活動を通して障がい者の自立支援を行うNPO法人サポートセンターどりーむ(島根県出雲市)の協力のもと、 サポートセンターどりーむに所属する周藤優子さんが描き下ろした絵本作品『ぼく お父さん』を出版。作品が絵本になることは、 周藤優子さんの長年の夢でもあることから、 本作品を出版することで、 周藤優子さん自身の夢の実現と、 その素晴らしい作品の認知向上に寄与していく。
【絵本『ぼく お父さん』概要】
作・絵:周藤優子
発行年月:2019年10月
定価:1,200円(税別)
サイズ:19cm×19cm
ISBN:9784577048535