凸版印刷『Shufoo!』初売り調査 購入予定者数は減、ただし1件当り金額は増へ
凸版印刷が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!」は、一般的な全国の男女824名および「Shufoo!」を利用する全国の男女49,706名を対象に、初売りと福袋の購入に関する意識調査を実施している。
それによると、初売りに行く予定の人は16.9%(対前年-6%)で、福袋を購入する予定は12.2%(対前年-3.5%)と、いずれも2017年よりも減少。消費者の財布の紐がますます堅くなっていると報告している。
調査では、初売りの購入予定商品は「衣類・ファッション」が最も高い回答となり、購入場所は主に「百貨店(45.1%)」や「ショッピングモール(44.7%)」などの大型店舗を利用する傾向が高い。福袋の購入については、「何が入っているかわからないドキドキ感(34.0%)」よりも「定価よりも安く買える“お得感”(78.2%)」を求めており、いかに普段より安く購入するかを重視している傾向も明らかとなっている。購入金額として、3倍以上(29.5%)の中身を期待する回答が多く、中には5倍以上(11.7%)とかなりのお得感を期待する声もあった。
福袋の購入予算は、全体的に5,000円~10,000円未満が最も高い。西日本では3,000円~5,000円未満が高く、東日本は3,000円未満が高く西と東で福袋の予算に差異があることも判明した。なお、消極的な消費者が買い控える中で、購入予定者の購入予算は5,000 円未満や1 万円未満と回答した数が減り、1 万円以上と回答した数が上昇し高額化が進んだ。
また、事前に初売りや福袋の情報を収集し、価格や福袋の中身などを調べて購入する人が増えており、失敗しないために堅実で慎重な買い物をしていることが明らかになった。
なお、Shufoo!利用者は、一般の主婦よりも事前の情報収集に熱心で(一般比+10.8%)、特にインターネットやSNSを活用しているデジタル積極活用主婦(一般比+29.6%)が多いことも明らかになったとしている。