凸版印刷は、４月１日、グループ入社式をオンラインにて行った。その際の、代表取締役社長 麿 秀晴氏による新入社員向けメッセージを発表しているので紹介する。

皆さん、入社おめでとうございます。
残念ながら、新型コロナウイルスの影響により、本日全員が一堂に会することはかないませんでしたが、社員・役員を代表して皆さんの入社を心より歓迎いたします。ご家族を始め、これまでお世話になった全ての方々への感謝の気持ちを持って、新社会人としての生活をスタートしていただきたいと思います。

最初に私から皆さんに贈りたい言葉は、「自分自身のパーパスを持って、新たな社会に挑んでほしい」ということです。
企業経営における「パーパス」が、現在世界的に注目されている言葉となっています。皆さんのパーパス、すなわち、皆さんの「存在意義」は何なのか。「働く意味」とは何なのか。そして皆さんはどのように「社会に貢献」したいのか。自分自身のパーパスを明確にして、トッパンというフィールドで様々なことにチャレンジしてください。そして、今のその気持ちを、いつまでも忘れずに大切にしていただきたいと思います。

さて、トッパンはこれまで122年間、常に市場を見据え、世の中に求められる新しい価値を提供し続けることで、人々のふれあい豊かなくらしに貢献する企業に成長してきました。時には試練に直面しながらも、挑戦を続けてこれを乗り切ってきたという歴史があります。
トッパンが持つ多彩な製品・サービスとテクノロジーは、生活のあらゆるシーンに密接に寄り添っています。昨年５月に公表した中期経営計画では、「DX(Digital Transformation)とSX（Sustainable Transformation）」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーになることを標榜しました。
さらなる成長を皆さんと一緒に実現していきたいと思っています。

最後になりますが、皆さんは今日から社会人として、多くのことを学んでいくと思います。そこで学んだことを自分自身のパーパスにしっかりと落とし込んで、これからの仕事に臨んでください。皆さんの成長が、会社の発展の原動力となることを大いに期待しています。
本日から研修が始まりますが、コロナウイルス感染防止対策を徹底し、在宅でもパフォーマンスを最大限発揮できるよう、研修期間を過ごしてください。一緒にトッパンの新しい未来を築いていきましょう。皆さんの入社を心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。