凸版印刷 緩衝機能付きフィルムと 自動包装機を開発

「グッドクッションフィルム」による緩衝機能付きメール便封筒のサンプルイメージ
「グッドクッションフィルム」による緩衝機能付きメール便封筒のサンプルイメージ

凸版印刷は、発泡材を使用した緩衝機能付きフィルム「グッドクッションフィルム」を開発。緩衝機能付き封筒が自動で製造できる包装機と合わせ、CD/DVDや書籍、サプリメントなどを取り扱う通販業界のメール便封筒向けに10月上旬より販売を開始する。自動包装で封筒などに加工できる緩衝機能付きフィルムは業界初となる。

「グッドクッションフィルム」は、メール便などの封筒を自動包装機で製造できる、発泡材を使用した緩衝機能付きフィルム。梱包作業を自動化できるため、既成封筒に手作業で封入・封かんしていた従来方式と比較して生産性を約3倍に向上できる。
新製品を用いた緩衝機能付き封筒は、従来のクラフト封筒と気泡緩衝材が一体化した緩衝機能付き封筒と比較して、厚みが約半分となる薄肉化を実現。封筒の厚みで送料が決まるメール便において、従来と同じ送料でより多くの商品の発送が可能になる。
また、フィルム表面には内容物が透けない特殊インキを使用した印刷や美粧印刷により、機能性とデザイン性を両立。さらに、従来品と同等の耐衝撃性を保ちながら、フィルムである特性を活かし、従来品より5倍以上の耐水性を実現した。
同時発売する包装機は、ロール状の「グッドクッションフィルム」から、製袋、内容物の封入、封かん、宛名ラベルの貼付までが一貫対応可能なコンパクト設計のため、省スペースを実現し、既存の梱包現場への導入も容易にする。
新製品は、10月7日まで東京ビッグサイトで開催されている「2016東京国際包装展」のトッパンブースで紹介されている。

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