凸版印刷 流通・小売業界におけるDXソリューション開発でHataLuck and Personと協業
凸版印刷㈱は2022年3月、店舗マネジメントツール「はたLuck(R)」を軸に流通・小売業界の生産性向上を支援する㈱HataLuck and Personと資本業務提携契約を締結した。
HATALUCKが提供しているアプリ「はたLuck(R)」は、流通・小売業界を中心としたサービス産業において、シフト業務の効率化をはじめ、店舗内の情報共有効率化などをサポートするSaaS(「Software as a Service」の略、クラウドで提供されるソフトウェア)製品。HATALUCKは同アプリを軸に店舗における店長とストア店員を繋ぎ、店舗経営における業務効率化や、従業員の働きがい向上をDX(デジタル・トランスフォーメーション)の力で解決している。
一方凸版印刷は、長年にわたるメーカーや流通企業との店頭POP・販促用チラシなどの制作を通し、店頭起点のプロモーションやマーケティングのノウハウを蓄積している。また、コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、消費行動のEC化が進む一方、コロナ後にはオンライン(EC)とオフライン(店舗)を融合した体験価値提供の重要度がさらに高まることを見越し、スーパーマーケットやドラッグストアなどにおける日常の買い物体験の価値を高める取り組みや付加価値の高い推奨品販売を強化するなどの「店舗の存在価値の再定義」に向けた新たな取り組みを行っている。
同提携により、凸版印刷が蓄積している店頭プロモーションを始めとするマーケティングノウハウと、HATALUCKが提供するサービスを掛け合わせ、オフライン(店舗)における新たなマーケティングソリューションとしてストア店員の店舗内での動きを通じたプロモーション効果の可視化・最適化を図るなど、デジタルとリアル双方を活用する共同事業を通じて相互の事業シナジー最大化を目指す。