凸版印刷 印刷博物館P&Pギャラリー「見せ方の進化」始まる
凸版印刷の印刷博物館P&Pギャラリーは、3月19日~6月5日まで、企画展「見せ方の進化-仮想現実の世界まで」を開催し、映像やコンピュータグラフィックなどバーチャルリアルティ技術を中心に新しいデバイスメディアによる「見せ方の進化」を紹介している。
印刷物は、古くから商品や文化財、観光地を紹介するなど“見せる”役割を担ってきた。書籍やカタログ、チラシ、パッケージなども“印刷”が魅力を伝えて一翼を担っている。一方、近年は映像やコンピュータグラフィックスなど新しいメディアを活用して、解りやすく、魅力的に見せる工夫が進化し、普及し始めている。
今回の企画展では「見せ方のこれまで」「見せ方のいま」「見せ方のこれから」の各コーナーを通じて、見せ方はどう進化したのかを振り返るとともに、見えないものを見せる新しい工夫を紹介している。
なお、3月18日には内覧会とレセプションが開かれ、関係者が集った。
レセプションの開会挨拶で樺山紘一館長は「いま見せ方が大きく進化し、それにより世界が大きく広がっている。どうやって見せると面白いのか、バーチャル技術が解らなくても、アウトプットの面白さ、見せ方を考えてみた。印刷の技術から展開する新しい世界を見ていただきたい」と述べた。
続いて、凸版印刷の中尾光宏取締役情報コミュニケーション事業本部・凸版アイデアセンター長兼メディア事業推進本部長が乾杯の発声を行い、「デバイスの進歩で見せ方が変わってきた。印刷の技術を多面的に応用するのが私たちの新しい役割となる」と挨拶した。