凸版印刷 南阿蘇村と凸版印刷が、農産物の地産地消を支援する需給マッチングプラットフォーム「ジモノミッケ!(R)」の実証実験を開始

熊本県南阿蘇村と凸版印刷株式会社は2023年8月28日から2024年3月31日まで、南阿蘇村および近隣地域で収穫された農産物の地元での消費を目的として、地域の生産者と実需者をアプリ上でつないで需給情報をマッチングする実証実験を共同で実施する。

本実証では、凸版印刷が開発した農産物需給情報のマッチングプラットフォーム「ジモノミッケ!(R)」の南阿蘇版を構築し、活用する。

「ジモノミッケ!(R)」は、直感的に操作ができるインターフェースを持つ需給マッチングプラットフォーム。生産者は「供給情報」、実需者は「需要情報」をPCやスマートフォンで登録することができる。入札や落札などマッチングの状況はリアルタイムで確認でき、マッチング後は指定日時に専任の配達員が農産物を集荷し、実需者に納品することが出来る。

「ジモノミッケ!®」南阿蘇版 サイトイメージ画像

無線通信タグを貼付したコンテナによるトレーサビリティ・温度管理ができる仕組みを導入し、安全な物流体制を構築する。また、「ジモノミッケ!(R)」は、今回の南阿蘇版より一次加工品と花卉のカテゴリを追加するほか、売上げや値動きが一目で分かるダッシュボード機能も新たに実装している。

また「ジモノミッケ!(R)」は、今回の南阿蘇版において、従来の米や青果に加えて冷凍野菜やドライフルーツ等の一次加工品と花卉のカテゴリを追加するほか、ダッシュボード機能も追加実装する。

南阿蘇村と凸版印刷は今後、本実証による効果検証を経て、2024年4月より「ジモノミッケ!(R)」南阿蘇版の本格導入を目指す。
凸版印刷は2030年度までに、関連受注を含めて10億円の売り上げと、全国の卸売市場など50拠点での「ジモノミッケ!(R)」の導入を目指す。また、今後は、導入自治体同士での連携を行う広域連携モデルを確立し、農産物の最適な物流網の構築に貢献する。

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