凸版印刷 包材のフィルム使用量を削減した透明バリアフィルム
凸版印刷は、透明バリアフィルム「GL BARRIER(ジーエルバリア)」で、従来のレトルト食品向けバリアフィルムに耐ピンホール性を付与した新製品「強靭化GL FILM(GL-AR-MG)」を開発。レトルト食品向けのバリア包材として今年の冬にサンプルを出荷、来年3月より販売を開始する。
新製品は、レトルト食品向けバリアフィルムとして展開する「GL FILM(ジーエルフィルム)」の酸素バリア性・水蒸気バリア性などのバリア性能はそのままに、基材のPETフィルムを改良し、ナイロンフィルムの性能に近づけた独自の強靭フィルム。従来のレトルト食品向け包材は耐熱樹脂層、バリア層、補強樹脂層、ヒートシール層による4層構成が一般的だったが、新製品の開発により、最小2層構成のレトルト包材を実現。従来のレトルト包材と比較して包材製造までのCO2排出量を約25%削減できる。
新製品は10月7日まで開催されている「2016東京国際包装展」のトッパンブースで紹介している。