凸版印刷 ウィズコロナ時代の本格的VR美術展 2021年1月10日までオンライン開催
凸版印刷(麿秀晴代表取締役社長)、良いお寺研究会(鵜飼秀徳代表理事)、障がい者アート協会(熊本豊敏代表理事)、京都大学大学院総合生存学館土佐研究室(土佐尚子特定教授)は、龍寶山大徳寺「瑞峯院」(前田紹浩住職)を舞台としたVRオンラインアート展示会「可能性アートプロジェクト展 in 大徳寺 瑞峯院」と「Naoko Tosa展 in大徳寺 瑞峯院」を2020年11月10日から2021年1月10日まで開催する。
開催に先立ち、11月6日の記者会見では、凸版印刷の巽庸一朗人財開発センター長をはじめ、各団体の代表が登壇し、同展示会開催の経緯や主旨を説明した。
会見の冒頭、巽氏は「同展示会は、障がいで現地に赴くのが困難な方でも楽しむことができ、今回テーマに掲げている『無限の可能性・才能』を感じられるような時間と空間を越えた展示会になっている」と挨拶し、「今回の取り組みは京都大学との『アートイノベーション産学協同講座』の研究成果としても位置付けている。今後も様々なコラボレーションを推進することで、新しい時代に向けた価値創造を具現化していく。同活動で社会的課題解決と経済的需要活動を両立しつつ、次の時代を担うリーダーの育成にもつなげていく」と今後の方針を示した。
同展示会では、昭和を代表する作庭家の重森三玲氏が作庭した枯山水庭園を有する大徳寺「瑞峯院」をVR空間上に忠実に再現し、障がい者アート作品と現代アート作品を展示する。「可能性アートプロジェクト展 in 大徳寺 瑞峯院」で展示する障がい者アート作品は、凸版印刷と障がい者アート協会が実施した「可能性アートプロジェクト展2020」に応募された作品総数456作品(アーティスト総数87名)のうち選考会を通過した38作品。
また、「Naoko Tosa展 in大徳寺 瑞峯院」の展示作品は、日本の美・文化を切り口とした「Invisible Beauty:先端技術で見える自然の美」をテーマにしたメディア・アートで、音圧により躍動させた流体をハイスピードカメラで撮影、制作したアート作品「Sound of Ikebana(サウンドオブ生け花)」を大徳寺「瑞峯院」の空間に合わせて演出する。今回の「Naoko Tosa展in大徳寺 瑞峯院」展示作品は、凸版印刷と京都大学が2019年から共同研究を進めている「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」の研究成果の1つ。
同展示会の開催で、 「障がい者の自立支援」「寺院の公共的役割の拡大」「アートとテクノロジーによる社会的価値創造」「企業の人財開発」の組み合わせによる、社会的課題解決と経済的事業活動の両立を目指すとともに、新たな価値を生み出すイノベーション創出や企業の社内教育にも活用していく。
【開催概要】
○日時:2020年11月10日㈫9時~2021年1月10日㈰17時
○展示会URL
「可能性アートプロジェクト展 in 大徳寺 瑞峯院」
https://kanoseiartproject-vr.com/index.html
「Naoko Tosa展 in大徳寺 瑞峯院」
https://kanoseiartproject-vr.com/naokotosa.html
○参加費:無料
※同展示会はオンライン開催のため、大徳寺瑞峯院での現地では開催していない。