凸版印刷 「震災対策技術展」in仙台に出展でオンライン津波避難訓練システム紹介

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リアルハザードビューアのイメージ

凸版印刷は、9月28日から10月2日まで、仙台国際センターで開催される「震災対策技術展」in仙台に出展し、災害を住民がその場で見たかのように体験できるオンライン津波避難訓練システム「リアルハザードビューア」を展示する。

「リアルハザードビューア」は、 凸版印刷と国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)が、 2020年12月から開始した共同研究「全天周実写画像を用いた津波避難訓練システムに関する研究」の一環として開発されたもの。利用者が今いる場所の自由視点の全天周画像に、刻一刻と変化する津波浸水シミュレーションを重ね合わせることで、今後起こるであろう災害を自宅から避難場所に至る経路を通じて可視化し、自身の避難計画に役立てることができる。

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「リアルハザードビューア」 システムの全体図

国や自治体では、 行政サービスのDXを推進している。防災領域においても建物や地形の高さがわかる3Dデジタルマップを活用し、津波や大雨時の浸水予測や住民の避難誘導に役立てることが期待されている。しかし、衛星画像や航空測量から作成された3Dデジタルマップは広域をカバーできる反面、地表面の精度が荒く、建物や路上の様子が判別しづらいなど、住民目線での津波の可視化には適していない。また、レーザースキャナーなどを用いて地上から行う計測では、精緻な可視化に十分な精度を有していますが、データ容量が大きく、広範囲の3Dデジタルマップをサーバー上で運用することが難しいという課題がある。
そこで凸版印刷と防災科研は、3Dデジタルマップとシミュレーション結果を全天周画像と組み合わせ、住民目線の直感的な可視化を実現する3層マップ基盤技術を開発。これにより誰もがスマートフォンやパソコンのブラウザを使って簡単にオンライン津波避難訓練を行うことが可能となった。

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