凸版 包材向けバリア紙を開発、紙素材のみでバリア性を発現

凸版印刷が世界トップシェアで展開する透明バリアフィルムに代表されるバリア製品ブランド「GL BARRIER」のラインアップとして、紙素材でありながらそれ自体がバリア性を有する新製品を開発した。「GL BARRIER」初となる紙製品として、2018年春より国内外の食品・トイレタリー業界向けにサンプル出荷を開始する。
同製品は、日本製紙の協力のもと、同社が持つ紙として国内最高水準のバリア性を誇る新素材「SHIELDPLUS®(シールドプラス)」に、凸版印刷が従来培ったノウハウを活用して同製品向けに新たに確立したコンバーティング技術を組み合わせることで実現した、包材向けのバリア紙。

従来の紙製包材には、内容物の鮮度を保持するバリア性がないため、アルミ箔などを用いる必要があったが、同製品は紙素材のみでバリア性を発現できるため、製造負荷や環境負荷の削減はもちろん、紙本来の風合いを活かしたパッケージデザインが可能になる。
同製品は、12月9日まで、東京ビッグサイトで開催されている「エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展」のトッパングループブース、および日本製紙グループブースに参考出品している。

関連記事

最新記事