共同印刷 異業種間のデータ流通・活用の実証実験を開始
共同印刷は、データ流通支援事業への取り組みを進めるにあたり、実証実験を開始した。第一段階として東京大学大学院工学系研究科大澤研究室との連携によるワークショップを実施し、異業種間におけるデータの利活用方法について検討する。
実証実験の第一段階では、東京大学大学院工学系研究科大澤研究室と連携し、大澤幸生教授が考案した、データ市場におけるデータの利活用を支援する手法「Innovators Marketplace on Data Jackets (IMDJ)」を用いたワークショップを、10月26日より3回にわたって実施。ワークショップへはデータ保有企業やデータ活用を望む企業にも参加を呼びかけており、共にデータの活用方法を探る。なお、ワークショップ終了後は、第二段階として、ワークショップから得た知見を生かしてデータ収集・蓄積・分析基盤のプロトタイプを構築し、実証を行う予定。
共同印刷は、実証実験を通じて異業種間におけるデータの分析や活用方法を検討し、新たなビジネスモデルの開発と、データの収集から加工、分析、出力までの一連の流れを統合した「データ流通プラットフォーム」の構築に取り組む。そして、2019 年度中に、自社が持つデータの付加価値を高めて有効活用したい企業と、そのデータを利用したい企業との間を仲介する「データ流通支援事業」を開始する予定。