全日本印刷工業組合連合会、東北地区印刷協議会、福島県印刷工業組合主催の「2016全日本印刷文化典ふくしま大会」が来年10月21日、22日の両日、福島県郡山市のホテルハマツで開催される。
テーマは『みのりの文化～印刷業界の豊穣なる大地を求めて～』。「みのり」は、地域社会において必要不可欠な存在となることと捉え、業態変革やソリューション・プロバイダーはその様々な道筋を示してきたと定義する。その上で、前回の京都大会のテーマ『京から始まる印刷業界の新たなストーリー』が一人ひとりの中で結実していることを願い、さらに東北の地「ふくしま」の自然に触れることで、これまでの「みのり」の豊かさを実感してもらうとともに、これからの「みのり」について思いを強くしてもらうことを目指す。
ふくしま大会は前日の10月20日に常任役員会と主催団体懇親会を開き、翌日21日に記念式典、全印工連メッセージ、記念講演会、記念パーティーを行う。22日は全印工連フォーラムの後、エクスカーションとして、東京電力福島第一原子力発電所周辺地域を視察する『「フクシマ」の現状視察ツアー』と福島から東北6県を繋ぐツアーを企画している。
記念講演会は、東京農業大学名誉教授で、食についての著作で有名な小泉武夫氏を招き、「東北福島の食」について講演する予定。また、福島県の印刷会社出身で、女性で世界初のエベレスト登頂を達成した登山家の田部井淳子氏が東日本大震災後の活動記録を含めたパネルや福島第一原子力発電所の廃炉進行状況のパネルを展示。東日本大震災以降の「フクシマ」の現状を紹介する。
なお、全印文化典開催に併せて、22日８時15分から全青協各県青年会代表者会議を開く。
【開催概要】▽会期：平成28年10月21日(金)～22日(土)（21日13時30分～記念式典、14時45分～全印工連メッセージ、15時45分～記念講演会、18時30分～記念パーティー、22日９時30分～全印工連フォーラム）▽会場：ホテルハマツ（福島県郡山市虎丸町3―18）