全印工連 全印文化典高知大会に540名
全日本印刷工業組合連合会の全日本印刷文化典高知大会が10月5日、6日の両日、高知県高知市の三翠園で開催され、全国から540名が大会に集った。
『土佐で語ろう 印刷の未来』をテーマに開催された高知大会では、記念式典で業界の発展に尽力した発達功労者や組合功労者らを表彰。引き続き全印工連メッセージでは、臼田真人会長が、
働き方改革について言及。働き方改革は“会社の魅力化”であると指摘しながら、マネジメント改革
から新たなサービスを起こし、付加価値の対価を得るために生産性を向上する必要性を訴えた。
記念講演では高知出身の小説家である山本一力氏が紙の印刷物の重要性を強調。責任あるものが責任をもって作り出す印刷物と、ネットメディアを比較しながら、活字に込められ責任感について語った。
記念パーティーでは、高知よさこいの演舞や鏡割り、高知のお座敷遊びなどの余興で盛り上がった。
2日目の全印工連フォーラムでは、社労士の菊地加奈子氏が講師を務め、幸せな働き方改革のステップ2を解説。事例紹介やワークショップを交えながら、自社の課題の抽出や従業員アンケートによる分析、課題のすり合せから目標を設定するまでの手法が紹介された。