全印工連 ウインクあいちでCSRサミット開催 SDGsを企業経営に活かすヒントに
全日本印刷工業組合連合会(滝澤光正会長)は9月29日、愛知県名古屋市のウインクあいちで「全印工連CSRサミット」を開催し、基調講演、パネルディスカッション、分科会の3部構成で印刷会社が取り組むべきCSRについての情報を発信した。
145名が参加したサミットの冒頭、CSR推進委員会委員長の浦久保康弘副会長は全印工連のCSR活動を紹介し、「2013年からは日本初の業界のCSR認定制度を推進し、昨年からはSDGs17ターゲットに紐付けして本格的な運用をはじめている。また、企業や行政の施策目標の達成のために大変有効な手段となるSR調達を大きなテーマとして活動している。我々の取り組みを企業、行政の調達に活かしていただきながら、『三方良し』の考え方で我々自身も進化していきたい」と開催趣旨を説明した。
基調講演では、全印工連CSR認定委員会の亀井善太郎委員長が、「SDGsを企業経営にいかに活かすか ~地域のありたい未来にしていくために~」をテーマに講演し、差別化戦略となる企業経営論としてのSDGsについて解説した。
パネルディスカッションは、CSR委員会副委員長の江森克治常務理事がコーディネーターを務め、愛知県政策企画局企画調整部企画課の片岡哲朗主査、㈱アイシン総合企画部サステナビリティ推進室の羽根実優氏、愛知県立南陽高等学校NanyoCompany部の加藤真由美顧問、同部清水柊哉部長、愛知県印刷工業組合の鳥平久資理事長をパネラーに実施。行政、印刷会社、教育機関のそれぞれの立場で取り組まれているCSR、SDGsへの取り組みを共有した。
分科会はCSR推進委員会の影山摩子弥特別委員による「SDGsの視点から見た企業選び」と、CSR推進委員会の白子欽也委員による「行政の調達が社会を変える!SR調達の可能性と課題」の2つのセミナーを並行して実施した。