京都・池印刷紙工 破産手続き開始決定受ける
京都市の池印刷紙工株式会社は、7月6日、京都地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。負債は金融債務を中心に推定7000万円。
同社は、1955年に創業した印刷業者。ラベルやシール、パンフレット、パッケージなどの印刷加工を主体に操業。1966年の法人設立後は同業者を数社吸収合併するなど積極的に事業展開しており、東京都などにも営業エリアを拡大していた。しかし、取引先のコスト削減の影響や同業他社との価格競争激化、印刷需要の減退などで受注量は減少基調に転じ、売上高も減少。収益面で赤字決算を散発し債務超過に陥っていたなか、2018年秋以降、実質的に事業を停止。2019年7月には社有不動産が競売となるなど信用不安が高まっていたところ、今回の措置となった。