京都・栄文堂 破産手続き開始決定受ける(続報:新型コロナウイルス関連倒産)
京都市の 株式会社栄文堂 は、2022年12月26日に京都地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。負債は約1億4000万円が見込み。
同社は、1914年創業。自費出版などの印刷事業をメインに手がけ、官公庁や学校、病院、銀行のほか大手電力会社などを得意先としていた。しかし、過年度からの借入金負担が重荷となり低収益で推移。デジタル化の進展に伴う印刷需要の減退、同業者との競合激化などで売り上げが漸減。2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響にで需要が減退、売上高が落ち込むなどで大幅な債務超過に陥っていた。業績回復の見通しが立たず、2022年10月20日に事業を停止していたところ、今回の措置となった。