京セラ 商業用高速インクジェットプリンター発表、業用印刷に欠かせないオフセットコート紙に対応し、オフセット印刷と同等の印刷品質を実現
京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、10月5日、オフセットコート紙に対応した商業用高速インクジェットプロダクションプリンター「TASKalfa Pro 55000c」を発表した。同製品は2024年、販売開始を予定している。
同社は印刷業界の生産性向上・ビジネス成長に貢献するため、京セラグループの技術資産と総合力を活かした枚葉デジタルインクジェットプリンター「TASKalfa Pro 15000c」の販売を2019年に開始し、商業用印刷分野へ新規事業参入した。
新製品は、商業用印刷市場の中でも特に高画質が要求されるカタログ、書籍、ダイレクトメールなどの出力に欠かせないオフセットコート紙に対応。加えて、高い生産性、耐久性、低ランニングコストを実現した。
品質面では、オフセット印刷と同等の印刷品質を実現すると共に、高い画像維持性を備える。また、京セラ製1,200dpiのインクジェットヘッドと、線や文字の輪郭部を精細に再現するエッジスムージング技術によって、なめらかで豊かな階調再現と高精細な印刷が可能となっている。本体は高耐久設計でありながら、クラスNo.1のコンパクト設計である同製品は、商業印刷市場でTCO(Total Cost of Ownership)の削減と合わせて、グラフィックアーツの領域で新しい選択肢となる。
同社は販売に先駆けて、10月18日からアメリカ アトランタで開催される印刷関連の展示会「PRINTING United Expo 2023」に同製品を参考出展する。
【「PRINTING United Expo 2023」開催概要】
https://www.printingunited.com/attend/