京セラ 商業用インクジェットプロダクションプリンター1号機を大阪・遊文舎に導入へ

京セラドキュメントソリューションズジャパンは、今年1月末に商業用インクジェット事業に本格参入を発表し、大阪および東京に拠点をおく遊文舎(大阪市淀川区、木原 庸裕社長)、ユーザー1号機となる商業用インクジェット機「TASKalfa Pro 15000c(タスクアルフアプロ15000c)」を導入する。

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TASKalfa Pro 15000c

遊文舎は、大学の語学テキストや各種団体の広報誌などの編集・印刷に強みを持つ印刷会社。近年300~1,000部程度の中ロットの印刷業務が増加しており、ランニングコストの兼ね合いから、これまでそのレンジをオフセットのラインで製造していた。しかし後加工までのトータルの生産性、刷版ややれ紙、人件費などのコストを考えると本来無版方式のデジタルのラインが適切と考えていた。

そこで今回、従来からの課題を解決すべくインクジェット方式のデジタル印刷機導入を検討し、京セラの「TASKalfa Pro 15000c」を選択するに致っている。

同製品は、A4で毎分150枚の枚葉機で、高速連帳インクジェット機と粉体トナー機の中間に位置する「未踏の領域」をカバーすることをコンセプトに開発されたインクジェットプロダクションプリンター。今回の受注では、高速連帳インクジェット機に比べ初期導入費用、保守費用などが抑えられ、投資回収の早期化の目途が立てやすいことに加え、機械自体の堅牢性をはじめ1時間ノンストップで9,000枚を印刷できる高い生産性と、多種多様な用紙対応力やドキュメントのクオリティが評価されての受注となる。

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