丸善 仙台アエル店の佐藤厚志さんが「荒地の家族」で第168回芥川賞を受賞

DNPグループの丸善 仙台アエル店の従業員である佐藤厚志さんが、「荒地の家族」で第168回(2022年下半期)芥川龍之介賞を受賞した。

この度、芥川賞を受賞した「荒野の家族」は、震災の2年後に妻を病気で失い、息子の啓太と暮らす植木職人の坂井祐治を主人公とした純文学作品。
誰もかれもが何かを喪い、なんとか生きてはいるが、そこにあるのは元の生活とは違う-祐治がいつも気晴らしに訪れる阿武隈川河口の風景のようだ。海があらゆるものを運び去り、整備された荒地は決して元には戻らない――。ある植木職人の姿を通じて、震災から10年を経たいま、被災地の人々の偽りなき心情を、肉体と心の渇きを、余すことなく描き切った骨太の作品。

なお丸善ジュンク堂書店各店では、今回の受賞を記念して2023年1月20日~1月22日の期間、キャンペーンを実施している。

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