中国印刷機材協議会 東京の先進印刷会社の見学で日経印刷とセントラルプロフィックスを訪問
中国地区の印刷資材・機材を扱っている企業で構成されている中国印刷機材協議会は、8月23日と24日の2日間にわたり、東京の先進印刷会社の工場2社とムサシを見学した。23日の午後に、東京都板橋区にある日経印刷グラフィックガーデンを、翌24日は午前中にムサシのショールーム「Flexible Arrow 平和島」で大型レーザー機器について見学した後、午後に東京都中央区のセントラルプロフィックス本社工場を訪れた。
東京の印刷会社2社の訪問では、23日の午後に訪れた日経印刷については、同社のフラッグシップ工場でもあるグラフィックガーデンを見学した。同社のクリエイティブデザインやCTPルームもある4階にはじまり、印刷機の並ぶ3階、製本後加工の2階、デジタル印刷のクリエイティブを産むG-LABOや発送部門の入る1階まで見学。全LED-UV化された最新の印刷現場が披露された。
24日の午後に訪れた、セントラルプロフィックスでは、同社・田畠義之社長から同社の現状や本社機能についてのレクチャーを受けた後、各フロアを2班に分かれて見学した。
同社は現在、総務や営業などの入る事務所機能と製版及びデジタルプレス業務を行う本社のほかに、全5台のオフセット印刷機と1台の平台校正機が設備されている豊洲工場、事業統合した久栄社の製造拠点であった千葉工場のほか、サイン&ディスプレイの拠点となっているD-Art事業部(墨田区)の4拠点で稼働している。
見学会では、画像処理やDTP作業などを行っているクリエイティブの部門で、画像処理の作業の実演も行われた。景色や人などクライアントから寄せられた元画像を、ニーズと要望によって感覚的に変えていく技が披露された。
プリントにおいては、大判UVインクジェットプリンターのインバラ2による高精細出力を実演したほか、HP indigo 7800とデジタル加飾・箔押しのスコディックスウルトラプロ + Foil Stationが設置されているデジタルルームでは、スコディックスを実演し、付加価値の高い厚盛り加工などが具体的に紹介された。加えて、同社で制作した様々な印刷事例が並ぶショールームも見学した。