ローランドDG TrueVISシリーズの最高峰モデル「TrueVIS XP-640」発表、8色塩ビで15.2㎡/時、4色塩ビで22.5㎡/時の優れた生産性を実現
ローランド ディー.ジー.株式会社は、広告・看板製作用の大判インクジェットプリンター「TrueVIS(トゥルービズ)」の新製品として、圧倒的な高画質と優れた生産性を兼ね備えた、低溶剤インク対応のプリント専用モデルXP-640(最大用紙幅1,625mm対応)を発表した。
XP-640は、新しいプリントヘッドと制御技術、インクの採用などにより、その表現力にさらに磨きをかけるとともに、トップクラスの生産性をも実現したシリーズ最新モデル。
スタガーに配置された新開発のプリントヘッドは、より微細なインク滴を、高密度かつ高速に吐出する。また、その性能を最大限に引き出すための新しい高速データ制御技術の搭載により、美しく高精細な画質を、よりスピーディに表現することが可能。8色塩ビの標準モードで15.2平方メートル/時、4色塩ビの標準モードでは22.5平方メートル/時の優れた生産性を実現した。
新しい低溶剤インク「THインク」は、CMYKに加え、オレンジとグリーンの特色、そして新色のレッドインクを採用。サイングラフィックで使用機会が多く、もっとも重要視される赤やオレンジを鮮やかに描き出します。また、より広い色域の実現により、これまで難しかったコーポレートカラーも正確に再現する。さらに、従来のインクに比べ1ml(ミリリットル)あたりの単価も抑えるとともに、プロファイルの改善によりインク使用量を低減。大量の出力をより低コストに抑えられる。
本体のポテンシャルを最大限に引き出し、「鮮やかさ」と「自然さ」が両立するTrueVISならではの美しくリアルなグラフィックを創り出す、独自の印刷設定「True Rich Color(トゥルーリッチカラー)」もさらに進化。標準の「True Rich Color Standard」を基準に、“よりビビッドな色” “より深みのある色” “よりソフトな色”など、使用するシーンやクライアントの要望に合わせた最適なカラーバリエーションを素早く選択できるようになった。
また、視認性が高く、使いやすい7インチカラー液晶タッチパネルをはじめ、メディアを差し込むと自動的に正確なセットアップが行えるメディアセットアップ機能、斜行を押さえて正確な巻き取りを実現するメディア巻取装置、出力後のメディアの切り離しをサポートするミシン目シートカット機能など、ハイクオリティな出力を効率よく行うための機能も満載している。
サービス、サポートもさらに進化した。プリントヘッドは安心の2年間の保証付き。また、これまでサービスマンが行っていたプリントヘッド周りのキャップやワイパー、ワイパークリーナーなどの交換作業をユーザーが簡単に行えるようになり、交換までの待ち時間によるダウンタイムを極力軽減する。
さらに、製品と同社をつなげるクラウドベースのサービス「Roland DG Connect(ローランド ディージーコネクト)」にも対応。万が一エラーが発生した際のより的確なサポート、稼働状況の可視化や簡単な利益計算、ご利用機種の出力プロファイルのスムーズなダウンロードなど、充実した機能の数々で、ユーザーの出力業務を強力にバックアップします。