ローランドDG TrueVISシリーズのレジンインクとUVインク対応モデルがキーポイントインテリジェンス社のBLI 2024 Pick Awardsを受賞
ローランド ディー.ジー.株式会社(ローランドDG)は、同社の大判インクジェットプリンター「TrueVIS(トゥルービズ)シリーズ」のレジンインク対応モデルAP-640と、UVインク対応モデルLG-640がBLI (Buyers Lab) 2024 Pick Awardsを受賞したことを発表した。BLI 2024 Pick Awardsは、キーポイントインテリジェンス社(キーポイント)が開催する、フィールドテストで最高のパフォーマンスを発揮した製品を称える表彰。
TrueVISシリーズは、累計30,000台以上の実績を持つ大判インクジェットプリンターで、多くのグラフィック製作のプロから高い支持を得ている。2023年1月には、従来のエコソルベントインク対応モデルに加えレジンとUVの新製品6モデルが発売された。
キーポイントは、60年以上にわたり、ビジネスユーザー向けオフィス機器のテストを行っている世界的な独立調査機関であり、毎年、同社の実施するフィールドテストで最高のパフォーマンスを発揮した製品に「BLI Pick Awards」を授与している。
キーポイントのEMEA/Asia Lab ServicesディレクターであるDavid Sweetnam氏は、表彰に際し、次のようにコメントした。
「美しく表現力豊かなグラフィックを、リアルに、しかもスピーディに描き出すTrueVISシリーズの最新モデルをテストすることは、とてもワクワクする経験でした。そして、その結果は我々の期待を大きく超えるものでした。
まず、レジンインク対応のAP-640は、色域、再現性、画質、安定的な長尺印刷、生産性、ユーザービリティのすべてにおいて高いパフォーマンスを発揮し、我々の厳しく広範囲なテストを見事にクリアしました。特に、過去テストしたラテックス/レジンプリンターの中で最大の色域を誇り、PANTONEのブランドカラーも正確に再現したことや、30mの壁紙出力で色や寸法の誤差がほとんどなかったことに、とても驚かされました。この新しく登場したレジンプリンターは、競合他社にとって強力なライバルになるだろうと考えています。
また、UVインク対応のLG-640は、Dual-CMYK とCMYKReOrWhWhの2つのインクタイプを評価しました。Dual-CMYKタイプは、まさに最高レベルの生産性を実現するために設計されたプリンターであり、素晴らしい色域と色の正確性による高品質印刷をも兼ね備えています。もう一方のCMYKReOrWhWhの色域拡張タイプは、厳しい印刷品質が求められる仕事においても、高い生産性が求められる仕事においても、最適な印刷モードで高品質な出力結果が得られる優れた柔軟性がとても印象的でした。LG-640は、UV市場におけるRoland DGの競争力拡大に大きく貢献することでしょう」
ローランドDGのグローバルセールス&マーケティング本部 本部長Tony Millerは次のように受賞の喜びを語った。
「目まぐるしい技術革新や社会変動、環境問題への意識の高まりなどを背景に、サイン&グラフィックスに求められる役割が多様化する中、お客様のニーズにきめ細やかにお応えしていくため、私たちはTrueVISのラインナップを大きく拡充しました。その新しい技術が、キーポイントインテリジェンス社から認められ、Pick Awardsを受賞できたことを誇りに思います。この結果は、製品の導入を検討されている方々にとっての有益な参考情報であり、TrueVISシリーズはお客様の高い期待に十分お応えできる製品だと確信しています。今後もより良い製品開発を行い、世界中の人々に創造することの楽しさや、そこから生まれる感動を提供し続けていきたい」