レインボーバード合同会社は令和6年度日本博2.0事業(委託型)、マンガの聖地としまインバウンド活性化の取り組みとして「外国人のマンガに関する観光ニーズ・属性・市場調査」を実施し、報告書を公開した。

この調査は過去にコンテンツとインバウンド消費の関連性を掘り下げた調査が少なく具体的なニーズの把握が不十分だったことから、実証データを収集することを目的に実施された。
対象は池袋駅東口・トキワ荘通りの外国人訪問者・東京都への外国人訪問者。調査方法は街頭・チラシ・SNSでのアンケート調査を実施。主に街頭調査で224件、その他の方法と合わせて合計324件の回答を得た。
調査によると「トキワ荘の認知状況」は「知っている」が25.1%にとどまり、「知らない」が74.9%を占めた。

…トキワ荘とは
手塚治虫をはじめとするマンガの巨匠たちが住み集い、若き青春時代を過ごした南長崎にあった伝説のアパート。昭和57年に解体され現存していないが、周辺には当時のトキワ荘を忠実に再現した「トキワ荘マンガミュージアム」などトキワ荘の関連施設が多く存在する

令和6年度日本博2.0事業(委託型)では、日本のマンガ文化を世界に広めることを目的として各種取り組みを公と民間で協働して実施し、海外からのファン・観光客の来訪を促して「トキワ荘マンガミュージアム」を中心としたトキワ荘通りのインバウンド活性化を進めている。

「外国人のマンガに関する観光ニーズ・属性・市場調査」
主催：レインボーバード合同会社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
分析：一般社団法人MANGA総合研究所
調査：サクラス株式会社、一般社団法人マンガナイト
協力：豊島区