リョービMHI 『生産性向上の発表会』で準備時間やロス時間を削減する提案行う
リョービMHIグラフィックテクノロジーは、5月9日と10日、東京都北区豊島の東京ショールームで「生産効率向上の発表会」を開催した。受注から納品までの各工程の困りごと解決のために、MIS、プリプレス、ポストプレスに関する6社が出展し「準備時間の短縮」「機械停止時間の削減」など生産効率を大きく向上させるアプリケーションおよび製品・サービスを、セミナーや実例、デモンストレーションを通じて紹介した。
各工程のメーカー6社のセミナーでは、「営業プロセスの見える化~結果管理から先行管理へ」をトスバックシステムズが営業情報の一元管理、顧客要望・課題、商談情報の見える化で説明。
SCREEN GPジャパンは、「明日から実践ワークフロー自動化への挑戦」をテーマにワークフローEQUIOSシリーズによる工程連携や刷版工程の自動化、実践ノウハウを紹介した。
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは、「富士フイルムが考える印刷工程管理と刷版マテハン自動化」を演題に生産性向上、マテリアルハンドリングの自動化、周辺設備に関する品質管理と刷版工程自動化を説明した。
コダックジャパンは「CTPワークフローの効率化を加速させる最新ソリューション」をテーマにクラウドワークフローソリューション、モバイルによる遠隔コントロールが出来るCTP、完全プロセスフリープレートの最新事例を提案した。
リョービMHIグラフィックテクノロジーからは、「印刷の自動化と見える化による生産効率の向上」をテーマに提案。オペレーターの負担軽減や印刷準備時間の短縮を図る自動化推進機能、プレスインフォメーションクラウドによる印刷機情報を収集・閲覧・分析し、印刷現場の改善や予防保全の強化を説明した。
ホリゾン東テクノは、「ワンストップサービスの提案」を演題に製本の内製によるワンストップサービス、人手不足にも対応するためのスキルレスによる多能工化、pXnetによる生産性向上とスキルレス化について解説した。
また会場では、LED-UV印刷システム搭載の菊全判5色印刷機「RMGT 1050V1ST-5」の実演が行われた。全自動同時刷版交換装置「サイマル・チェンジャー」の自動化機能、オペレーターの負荷軽減とジョブ替え時間の短縮、石灰石から作られる紙やプラスチック原反の代替品「LIMEX」を採用した4色+抗菌ニスを印刷したランチョンマットなどの高付加価値印刷手法を提案した。