リコージャパン リモートプルーフシステムをKADOKAWAが採用~page2016に出展へ

リコージャパンの出版物の制作工程における文字校正業務を効率化するリモート・プルーフシステムがこのほどKADOKAWAに採用された。

今回採用されたリモート・プルーフシステムは、KADOKAWAの協力のもとに要件を定義し、開発したもので、校正に関わる情報を管理して校正紙に付加するためのシステムや、スキャン/印刷に関わるシステム、カラープロダクションプリンター「RICOH Pro C5100」などで構成する。KADOKAWAが新たに導入したコンテンツ・マネジメントシステムに対して、リコージャパンのオンデマンド出力技術とスキャン技術を連携させることで、文字校正業務の完全オンライン化対応を実現。これまで同様に校正の赤入れは紙で行うというワークフローを尊重・維持しながら、物理的に行っていた校正紙の受け渡しや校正情報や確認項目の共有をデジタル化したプラットフォーム上で行なえるだけでなく、初校・再校といったバージョン管理をした上でデータの共有も可能となる。これにより、たとえば遠隔地とでも校正紙のやり取りが可能となったほか、校正紙の配送の時間・コストや配布の手間も軽減する。また、QRコードの活用により、リモート・プルーフシステムへの保存やコンテンツ・マネジメントシステムへの連携も簡易な作業で行える。

同システムは2月3日(水)から5日(金)までの3日間、サンシャインシティコンベンションセンターにて開催される印刷メディアビジネスの総合イベント「page2016」のリコーブースに出展される。

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