リコー インクの乾燥や沈降を防ぐ産業用インクジェットヘッドを発売
リコーはこのほど、産業用インクジェットヘッド「RICOH MH5421F」と「RICOH MH5421MF」の2製品を新たに開発し、今年6月からグローバルで受注を開始する。
新製品はともに、リコー独自のインク循環構造により、ノズル近傍までインクを常時循環させることで、ノズルの乾燥やインク粒子の沈降などを防ぎ、高い吐出安定性を実現する。また、対応するインクの粘度の違いにより、「RICOH MH5421F」と「RICOH MH5421MF」の2製品から選ぶことができる。
さらに、両製品ともリコー独自のステンレス接合技術により幅広い種類のインクに対応し、システムの信頼性向上を実現する。
・ 沈降性の高いインク(顔料インク/ホワイト/メタリックなど)を用いたシステムでの信頼性が向上
・ インクの乾燥を防ぎ、速乾性インクも使用可能
・ 液室内で発生した気泡を取り除き、不吐出からの自己回復性を実現
・ 高画質と高生産性の両立を実現し、シングルパス方式での信頼性を向上