ラクスル スピードチェック入稿を開始 印刷テンプレート2,000点公開も
ネット印刷のラクスルはこのほど、従来オペレータが行っていた印刷データのチェック・変換作業を完全自動化するエンジンを開発。そのエンジンを活用した『スピードチェック入稿』サービスを開始した。
『スピードチェック入稿』は、Webブラウザ上でデータの入稿からチェック、変換までをユーザー自身で行えるサービス。これまですべてのデータチェックをラクスルカスタマーサポートが行っていたため、従来5~15時間ほどかかっていたが、同サービスを利用吸うことでデータチェックの待ち時間が、最短20秒と大幅に短縮される。
『スピードチェック入稿』の基盤となるデータのチェック・変換エンジンは、海外で実績のあるソフトウェアを独自にカスタマイズ。自動化処理部分は自社で開発したため、今後の対応商品やデータ形式の拡張に柔軟に対応できる仕組みが実現した。
また、これまでの実績を元にラクスルユーザーの印刷データで起こりやすい問題を特定し、20以上の項目を自動で検知・修正する機能や、さらに綺麗な仕上がりにするために修正したほうがよいと思われる箇所のレコメンデーション機能も搭載。印刷の初心者でも安心して利用できる環境を整える。
今後は、『スピードチェック入稿』はチラシと名刺からサービスを開始し、10月までにポスター、ポストカード、カード(オプションなし)、来年1月頃には折りパンフレット、折加工オプションのあるチラシ・名刺・カードと、サービス対象商品を順次拡大していく予定。
また、同社の印刷通販、集客支援に続く、印刷物のデザイン支援サービス『デザインラクスル』が『オンラインデザイン』と名称を変え、画像素材数は現在の約5万点に加え、画像素材サイトPIXTAの提供する2000万点以上を新たに追加。利用可能フォントも、モリサワフォント10書体から28書体へと大幅に追加した。