ユポ HP第4世代水性Latexインクで「ユポグリーンシリーズ」の印刷可能に
ユポ・コーポレーションは、日本HPのラテックスプリンター「HP Latex700/800プリンターシリーズ」向けに、ユポグリーンシリーズの広幅小巻品のラインナップを開始する。これにより、減プラ・CO₂排出量削減を実現し、「サステナブルな社会に貢献する大判プリント」を提案するとしている。
従来の第3世代までのHP Latexインク搭載のHP社プリンターで、ユポに印刷する場合には、充分な耐水性や擦過性を持たせるために、印刷用紙としてインク受容層がコートされたユポが必要だった。一方、第4世代Latexインク搭載のHP Latex 700/800プリンターシリーズでは、コート層のないユポでも充分な耐水性と擦過性を確認。ユポ電飾用紙BLRG 150とウルトラユポFEBG 130の2種類を、大判プリンター用に製品ラインナップすることを決定した。
環境面では両製品ともバイオマス樹脂配合のユポグリーンシリーズ。ユポ電飾用紙BLRG 150は、大判プリント市場で多く用いられている一般的なPET素材のフィルムと比較して比重が軽く、大幅な「減プラ」と「CO₂排出量削減」が実現できる。
コスト面でも、第4世代HP LatexインクはUVインクと比較してインク膜厚が薄く、低温でインクを乾燥できる。このため、UVインクジェットプリンター向けで需要の多い200μmから130μmに印刷用紙の厚みを大幅に下げることができる。