ユポ デジタル印刷機の適性を併せ持つ新ユポタックを発売
ユポ・コーポレーションは、ラベル原紙用合成紙「ユポタック」シリーズの高機能品として産業用デジタル印刷機への適性も持つ「SGM 80」と「SDI 80」の販売を開始した。
新製品は無機充填剤脱落によって生じる紙粉を低減。レタープレス、オフセット、フレキソ、グラビアの各方式の印刷機で印刷・印字適性を向上させた。また、複数の産業用デジタル印刷機への適性を併せ持った。
「SGM 80」は従来方式の印刷適性の向上に加え、UVインクジェットやレーザープリンターなどの産業用デジタル印刷機への適性を大幅に向上させたユポタック原紙。高いインキ耐水密着・耐水擦過性を有し、印刷時のニス工程削減が期待できる。また、UVインクジェット印刷時のにじみが非常に小さく、微細な文字の印刷にも適している。製品表面の耐熱性・トナー密着性を向上させたことで印刷時のカールを抑制した。粘着加工品と特定のラベル用レーザープリンターとの組み合わせで、海上輸送用ラベルに関する英国規格「BS5609」で最も厳しいセクション3の認証を取得している。
「SDI 80」は従来方式の印刷適性の向上に加え、HP Indigoデジタル印刷機の認証を取得したユポタック原紙。プレコーティングなしで印刷可能なため、納期の短縮やコスト低減に寄与する。HP Indigoデジタル印刷機で高いインキ耐水密着・耐水擦過性を有し、飲料ラベルやステッカーへの展開を想定している。