ユポ 合成紙「スーパーユポダブル」や独自のユポリサイクルイステムプランを紹介

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冒頭あいさつする渡邉社長

ユポ・コーポレーションは、10月16日、顧客先や取引先に向けてユポWeb発表会を開催し、8月にリリースした紙用インキで両面印刷できる合成紙「スーパーユポダブル」や、独自のユポリサイクルシステムプランなど環境への取り組みについて紹介した。

冒頭、同社の渡邉真士社長が挨拶にたち、ラインナップ製品は約500に上ることや、取引先の6割が海外市場で占めているなど、現状を報告。また8月に発表した「スーパーユポダブル」は環境配慮型のユポグリーンシシーズの一つで、印刷産業に貢献するメディアであることを強調。さらに、「次の50年に向けた事業を展開し、貢献していきたい」と100年企業にむけて宣言した。

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ユポWeb発表会で環境への取り組みや環境対応型のユポグリーンシリーズについてなど解説した

新製品の「スーパーユポダブル」は、両面印刷の実現、優れた再現性、インキ対応、乾燥の速さといった課題を解決したメディアとして登場。ユポの持つ優れた耐久性、耐水性、印刷再現性など基本特性はそのままに、専用の合成紙用インキを使用せず、紙用油性インキで両面印刷できる合成紙。厚さは110~300ミクロンまでラインアップしており、現在は95ミクロンの薄紙を開発中。サイズはA判、菊判、四六判、四六半裁判ほか7種類を用意している。

再現性が求められ、両面印刷ニーズの割合が高いメニューや、耐水性・耐久性が高いことから屋外で利用するマップ(地図)、家電POP、カーステッカー、マスクケースなどの利用も考えられる。なお現在、印刷テンストキャンペーンを実施している(2021年3月まで)。

一方、同社では、環境への取り組みについて、『ユポ・コーポレーションの使命』として、世界的な資源枯渇・環境問題に対して、使用済みユポや有限な資源をリサイクルし、資源価値を持続的に再利用するサーキュラーエコノミーの実現を目指している。ユポは、他のプラスチック系素材や合成紙と比較してもプラスチック使用料が少ないなどの減プラ素材であるほか、新たなプラスチック商品へ生まれかわるリサイクルシステムも導入。特にユポ・グリーンは主原料である化石燃料由来樹脂の一部を、植物由来のバイオマス樹脂に代替することで、CO2の排出量も削減するなどの特長を持つ。

「ユポの強み」について https://japan.yupo.com/yupo/

新製品「スーパーユポダブル」 https://japan.yupo.com/news/2020/20200824.html

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