ユニバーサルポスト SCREEN高速インクジェットを導入、バリアブルサービスを加速
ユニバーサルポスト(広島市)は9月26日、広島市南区の同社大洲工場で、SCREEN グラフィックソリューションズ(SCREEN GA)のインクジェット方式フルカラーバリアブルプリンティングシステム『Truepress Jet520HD+』、ホリゾンの中綴じ製本システム『StitchLiner 5500 MarkⅢ』の火入れ式及び導入の記者発表を開いた。
同社は広島市を拠点とする印刷会社。“統合メディア業”を掲げ、印刷に限らず様々な媒体を複合的に利用し、企業の情報コミュニケーションを支援している。今回、新設備の導入で、高いマーケティング力、クリエイティブ力、IT力を活かし、ワン・トゥ・ワンの情報伝達サービスを本格化する。
従来のチラシやパンフレットなどの商業印刷物は不特定多数の消費者に訴えるマスコミュニケーションに利用されてきたが、新しいサービスでは個々の消費者に訴求する印刷物を利用して、より販促
の効果を上げる。
例えば新設備では、手にする人の嗜好に合わせて一冊ずつ内容が異なるフリーマガジンや、可変のQRコードを付けたカレンダーを生産。印刷物の訴求力を高めるとともに、消費者の情報を収集し、企業や店舗のマーケティング支援にも活用する。
ユニバーサルポストの喜瀬清社長は、Truepress Jet520HD+導入の決め手について、スピードと品質を挙げるとともに、SCREEN GAや販売会社のSCREEN GP ジャパンのサポートを強調した。
Truepress Jet520HD+は通常のオフセットコート紙に直接印刷できる水性顔料インク『SCインク』を搭載。オフセット印刷並の発色と濃度を実現しながら、最速150m/分の生産性を持つ。