モリサワ Webフォントサービス「TypeSquare」にA1明朝の新ウエイトを含む2023年新書体を追加、AP版・総合書体化でラインナップを強化

株式会社モリサワは10月18日、Webフォントサービス「TypeSquare」に、ファミリー化してリニューアルした「A1明朝(AP版)」をはじめとする2023年新書体に加え、定番書体のAP版や総合書体化でアップデートした合計257書体が追加された。

2023年新書体では、墨だまりの味わいを特徴とする人気書体が「A1明朝(AP版)」として3ウエイトの提供を開始、欧文もクラシカルな新デザインにリニューアルしている。また「UD新ゴ コンデンス(AP版)」も欧文を調整し、AP版書体としてリリースするほか、株式会社SCREENグラフィックソリューションズの「ヒラギノ丸ゴ」にW7のウエイトも追加される。

Webフォントサービス「TypeSquare」に定番書体のAP版や総合書体化でアップデートした合計257書体が追加された

個性派書体からは、直線で力強いイメージの「ボルクロイド」、ミステリアスな「月下香(げっかこう)」、幾何学的な骨格で丸みのあるエレメントの「アルデオ」、可愛らしさと真面目さのバランスが絶妙な「つぶてん」が登場。見出しやロゴといった目を惹きたい場面で活用できる。そのほか、上品でやわらかい印象を与える「欅(けやき)明朝 Oldstyle」「欅角ゴシック Oldstyle」や、レトロな雰囲気や明るさが印象的な「プフ サワー」、「プフ ソワレ」をリリース。台湾の繁体字フォントがベースの涼やかな「美風(みかぜ)」や、「翠流(すいりゅう)きら星」「翠流ゆゆポップ」などの親しみやすいデザイン書体、毎日新聞社のモダンテイストな明朝体「瓦(かわら)明朝」や、筆耕士による文字をフォント化した太楷書体「史仙堂(しせんどう)楷書体」も加わる。また多言語フォントとして、欧文フォント「Lutes UD」シリーズからThai / Arabic / Devanagariを展開する。

さらに、従来書体のAP版書体化、かな書体の総合書体化によって172書体を新たに追加された。

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