株式会社モリサワは、2024年2月22日（木）にFont College Open Campus（以下FCOC）12「日本語デザインを変えた技術　発明100年に1から知りたい写植の話」をオンラインで開催する。

FCOCは、より多くの方にフォントのことを知っていただけるよう、初心者にも分かりやすい内容を盛り込みながら、テーマをデザインやブランディングに広げて話すイベント。事前に申し込めば誰でも参加（視聴）ができる。

今回のFCOCは、邦文写真植字機の発明100周年を迎えるにあたり、写真植字（写植）をテーマにした特別編で行われる。講師に近著「杉浦康平と写植の時代　光学技術と日本語のデザイン」で数々の賞を受賞している注目のメディア論研究者・阿部卓也氏を迎えて、写植の基礎知識や現在のグラフィックデザインに与えた影響について解説する。

日本語の写植を可能にする邦文写真植字機は、1924年にモリサワの創業者と株式会社写研の創業者によって発明された。写植は1960年代から90年代に最盛期を迎え、DTPが一般化するまでの間、文字組みの技術として広く用いられた。技術や社会の流れにともない発展した写植は、「日本語デザイン」のあり方に大きな変革をもたらし、その真髄は現在にも受け継がれている。そのような写植の歴史への考察を通じて、当時の写植に直に触れてきた方はもちろん、写植を知らない世代にも、未来につながるデザインのヒントを伝える特別セミナーになっている。
セミナーの後半ではモリサワより、2024年にリリース予定と告知している写研書体のOpenTypeフォント化について、最新の情報を紹介する。

＜Font College Open Campus 12「日本語デザインを変えた技術　発明100年に1から知りたい写植の話」概要＞
日時：2024年2月22日（木）15:00〜16:40
形式：オンライン（ZOOM）
定員：450名
参加費：無料

セミナー内容
①15:00〜16:00 「日本語デザインを変えた技術　発明100年に1から知りたい写植の話」
講師：デザイナー、メディア論研究者 阿部 卓也 氏
②16:00〜16:20  写研書体のOpenTypeフォント化について
③16:20〜16:40  質疑応答