モトヤ コラボレーションフェア2019東京が盛況、ビジネスのヒント提案
印刷機材商社・モトヤ主催の『モトヤコラボレーションフェア2019東京』が7月25日、26日の両日、東京都千代田区のクロスフィールド アキバ・スクエアで開催され、ビジネスのヒントを得ようと多くの印刷関係者で賑わった。
同フェアは印刷会社が『自社の強み』をアピールし、協業ネットワーク構築やビジネスヒントの収集の場として開かれ、今回が通算で75回目となる。印刷業界に“コラボレーション”という認識を持ち込んだパイオニア的なイベントで、延べ約3,000社の出展社、延べ約9万名の来場者を数える。今回のテーマは『販促×環境×自動化』。会場には特徴のあるサービス、商材を印刷関連企業が出展するとともに、新しいビジネスや商材を創出するシステムが並んだ。
販促という視点では今回、グッズ系の印刷・加工会社が出展。UVインクジェットプリンタやレーザー加工機などを利用した新しいビジネスや商材のサンプルを提案。例えば、ポケットフォルダーやマグネット印刷、アクリルグッズなどに関心が寄せられた。また、ファブリックサインシステムLUFASがミマキエンジニアリングブースに出展された。LUFASはデザインを印刷したファブリック(布)の周囲にラバーを縫製し、アルミフレームにはめ込むだけで簡単に完成するディスプレイ。会場ではLED照明を利用した電飾看板が注目を集めた。
会期中はイラストレーターやフォトショップなどの技術に関するセミナーや、“見える化”や“感動印刷”をテーマにしたセミナーも開催された。このほか、「日本新時代」をテーマに作品を募集したポスター展『P-1グランプリ2019』の投票や、活版印刷を体感できるイベントコーナーが併設された。