モトヤとオーシャンテクノロジー Hanway段ボールデジタル印刷機の日本初号機を神崎紙器グループに導入

左からモトヤ古門社長、Hanway徐総経理、KDサービス池田社長、オーシャンテクノロジー福田社長
左からモトヤ古門社長、Hanway徐総経理、KDサービス池田社長、オーシャンテクノロジー福田社長

モトヤは、10月2日、神崎紙器グループのK・Dサービス(兵庫県丹波市)に導入されたデジタル印刷機「HanwayGLORY1604」(日本総代理店/オーシャンテクノロジー)の、 日本国内初号機発表会を開催した。

発表会では、最大印刷速度分速150m、コート紙にも印刷可能な段ボール用インクジェット印刷機の実機デモンストレーションおよび各種印刷サンプルを披露した。

池田社長(中央)とK・Dサービスのスタッフ
池田社長(中央)とK・Dサービスのスタッフ
Hanway水性インクジェットデジタル印刷機
Hanway水性インクジェットデジタル印刷機
デジタル印刷のカラ―段ボール
デジタル印刷のカラ―段ボール
段ボールニス引デジタルカラ―印刷
段ボールニス引デジタルカラ―印刷

K・Dサービスの池田大樹社長は、「神崎紙器グループは段ボールの高付加価値化、創造性豊かなサービスをデジタル印刷機で展開し、段ボールの素材としての魅力をさらに高める。段ボールはマテリアルとして創造性豊かなサービスを創造できる可能性を秘めており、その魅力を追及したい」と、最先端技術への取り組みを述べた。

モトヤの古門慶造社長は、「全世界で40台以上の実績を持ち、オフセット印刷と見違えるほどの品質は驚くばかりだ。モトヤが取り組んでいるデジタルサイネージの段ボールの採用が可能となる。高品質の小ロット段ボール市場が全国に広がることを期待している。モトヤが推進する印刷会社間のコラボレーションでも広げていきたい」と、小ロット段ボール市場への期待を述べた。

白段、茶段カラー印刷
白段、茶段カラー印刷

メーカーのHanway社も発表会に来日し、同社の徐総経理は「当社はデジタル段ダンボールのソリューションを全世界で40社以上導入してきた。日本での一号機の納入にあたり神崎グループの池田社長、オーシャンテクノロジーの福田社長に感謝したい。段ボールに加えてサインディスプレィ、テキスタイル、ブック、ラベル印刷などインラインのソリューションを開発している」と意欲を述べた。

日本初号機のオープンハウスは、オーシャンテクノロジー主催、モトヤの共催により丹波市新工場で10月3日、4日に開催。日本全国から段ボール、板紙、印刷関連会社が見学した。

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