モトヤ 好評の ”新商材発掘フェア” 第2弾を東京で開催、新商材も追加して、これからの印刷ビジネスのヒントを提示
株式会社モトヤは、6月21日と22日の2日間にわたり、「第2弾 新商材発掘フェア」を東京本社で開催した。同フェアは、今年4月に開催し、好評を得たことから行われたもので、会場では多くの新商材を追加しての再開催となった。
フェア会場となった6階には、ウィズ、ウチダテクノ、コニカミノルタ、東京ラミネックス、富士フイルム、ホリゾン、ミマキエンジニアリング、リコーなども出展し、各種システムだけでなく多くのビジネス事例が紹介・展示された。その他に、ユーザー企業による取組み事例も多数並び、カタログや冊子類、ノート、パッケージといった紙メディア以外に、缶バッジやTシャツ、スリッパ、スマホケースなど、様々な用途で展開されている幅広い印刷ビジネスが具体的に紹介された。
加えて会期中には、7階でセミナーも開催された。
第1日目はシンクイノベーション株式会社の三輪直之社長と同社執行役員の金光俊典 氏を講師に招き、「新ビジネスモデルの紹介と実践」をテーマに講演。インクジェット機器を中心としたグッズやキャラクター等、様々な商材を販売してきた経験をもとに、伸びているキャラクタービジネスの現状などが語られた。
2日目には、富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社の前田正樹 部長を招き、「強い印刷会社の共通項は?『脱印刷?』、『人財』」をテーマに講演。全国の印刷会社の経営者に行ったヒアリングをもとに印刷経営の課題を解説するとともに、解決ポイントについて提言した。
メーカー各社からは、様々な提案が行われた。
コニカミノルタではAccurioPress C4080も出展していたが、より幅広い表現を可能にするソリューションとしてAccurioShineも出展。
大阪のウイズも出展しており、スマホアプリやWebアプリが作成できる「CARM2」や、二次元コードを活用した見える販促サービス「QR-GARiBAN」も紹介。
ウチダテクノからは、オートフィードカッターAeroDieCutを出展。需要を伸ばしている缶バッジビジネスへの対応など、デジタル印刷のフィニッシャーとして、大量に型抜きが必要なニーズにマッチするシステムとして紹介した。
東京ラミネックスは、デスクトップ・マルチラミネーター「TOLAMI SDX-400」を紹介。フォトブックや付加価値の高い名刺作成などの印刷物の後加工に威力を発揮していることを紹介した。
ホリゾンからはデジタル印刷の強みである多品種・小ロットニーズに使いやすい断裁機や筋入れ機(CRS-36)などを出展。その他に、全体最適化を目指した生産ワークフローを可能にするiCE BINDR、iCE FOLDER、iCE STITCHLINER、iCE TRIMMERなども紹介した。
富士フイルムからは、写真・文字など様々な表現を高精細に出力する「Revoria Press SC180/SC170」を出展。会場では、システムの機能だけでなく、特徴となっているセキュリティ印刷需要に応えるマイクロ文字印刷、圧着トナーを使った圧着DMづくり、Tシャツ等へも貼り付けられるシール素材「niHaReL(ニハレル)」を使った事例など、多様な見本が並んだ。
リコーでは、オンデマンドプリンティング市場に最適なプロダクションプリンターRICOH Pro シリーズを紹介したほか、Tシャツなどの衣類に直接プリントできるコンパクトなガーメントプリンターも出展。また工場や倉庫の温湿度管理、あるいはオフィスの環境管理をスマートに行うツールとしてRICOH EH環境センサーのシリーズも提案した。
またミマキエンジニアリングでは、大判インクジェットプリンター(TXF150-75)やUV硬化型インクジェットプリンタ(UJF-6042)などを出展したほか、3Dプリント用の3Dスキャンシステムも設置。来場者に対して、3Dスキャンサービスも行われ、盛況だった。