モトヤ コラボレーションフェアTOKYO開催 付加価値×儲ける×活性化テーマに「強み」を持つ企業が「印刷」を拡げる

株式会社モトヤ東京本社は7月4日、5日の両日「MOTOYA COLLABORATION FAIR 2024 TOKYO」を「付加価値×儲ける×活性化」をテーマに「アキバ・スクエア」で開催した。4日午前9時半から開幕に先立ち、古門慶造社長が「東京でモトヤコラボレーションフェアが5年振りの開催となり、西は九州から東は東京まで全国から付加価値や強みを持つ印刷企業やベンダー65社が新しい商材を紹介する。今回のモトヤコラボフェア展は、来場者が全て事前登録され、見つけたい商材や会社の情報がアテンドする仕組みを作った。コラボレーションフェアを革新して来場されるお客様、出展の印刷会社、ベンダーに喜んでもらえるコラボフェアにしたい」と開催の挨拶を述べた。

会場では「新規事業提案ゾーン」「コラボレーションゾーン」「こと売りゾーン」「オンデマンドゾーン」「自動化・省力化ゾーン」「パッケージゾーン」「環境・材料ゾーン」の7ゾーン、「人材活用」「最適化生産」など「相談コーナー」に各社の強みを持つ商品が展示された。

古門慶造社長

新規事業提案ゾーンでは、インクジェットを利用した新規ビジネスを紹介。3Dスキャナー、3Dプリンターを利用した実物のフィギュア作成、DTFプリントを利用したTシャツプリント、ルーファスによるサインディスプレイ、キャラクタービジネスとしてアクリル制作、缶バッチ制作を紹介した。

「こと売りゾーン」では、印刷会社の困りごとを解決する低温時の紙ムケ等の印刷トラブル解消する「SION」、静電気のトラブル解消する「放電式除電装置」、MISでの見える化「PRINT MANAGER(P-MAN)」、アプリ制作等営業支援ツール「CARM2」を展示。「パッケージゾーン」では、デジタル印刷機を使用した小ロット厚紙パッケージデジタル印刷の実演、デジタル印刷機(Revoria)+偽造防止ソフト(Super line)+Aero Die Cutによるパッケージ印刷の実演、デジタル印刷機+圧着ニスのサンプル展示を行った。

 自動化・省力化ゾーンでは、人手不足解消する工場の省人化・省力化、パレタイジングシステム・AGV・ピッキングの提案、法人名刺受注システム「COSMOS」、検査カメラを紹介した。

DTFプリントを利用したTシャツ制作
全65社が”儲かる”商材を提案

環境・材料ゾーンでは、環境対応資材として印刷現場の環境対策に取り組む「モトヤEco no Mist」、印刷最適化相談コーナーでは、オフセット印刷とデジタル印刷機の棲み分けを数値化、分析して顧客様毎の最適な環境作りを提案。さらに人材活用相談コーナーではモトヤ キャリアエージェント部が派遣社員・正社員採用の相談を受け付けた。

 また会期中は「drupa2024報告」、「軽印刷業からグッズ製造業へ」、「いま仕事に活用できる画像生成AIとその進化」、「生産現場の未来を切り開く省人化システムの最前線」のセミナーが開かれた。

満員のセミナー会場
3Dスキャナー、3Dプリンターを利用した実物のフィギュア作成を提案
賑わう会場

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