ムトウユニパック 封筒メーカーの屋上で女性社員が「都市養蜂」に挑戦︕本社ビルの拠点を活かして江東区の”養蜂事業”に参画

封筒・紙袋などの紙製品メーカーの 株式会社ムトウユニパックは、8月3日の『 はちみつの日』にちなんで、NPO法人 江東区ハニービー・プロジェクト(略称:ハニプロ)と協力協定を締結し、東京都江東区の隅田川にかかる永代橋のたもとに自社ビルをもつムトウユニパックの屋上で「養蜂」を開始した。
この活動は、女性社員の有志「封筒女子部」が中心となり、ハニプロメンバーの指導のもとミツバチを飼育。ハチミツの生産・活用を通して、都市の生態系の回復や自然保護、地域の活性化や福祉の向上に寄与することが目的となっている。

江東区ハニービープロジェクトとは、都市の緑化推進や生態系回復、生物多様性を推進するため、江東区の重点事業として「養蜂」を事業化し、2015 年から江東区役所の屋上で開始した活動。セイヨウミツバチ3群から飼育を開始し、初年度は約140kg、2021 年には5群に増やし、約330kg のハチミツを収穫している。それらは瓶詰めから販売までを区内障がい者団体に委託し、また子ども食堂や小学校に寄贈するなど地域に貢献している。

紙を扱ううメーカーとして同社は、環境問題には常に興味を持っており、SDGs の達成に向けてさらなる取り組みを模索していたところ、江東区ハニービープロジェクトとの縁があり、今回の取り組みが始まった。
ミツバチは、「ポリネーター(花粉媒介者)」として多くの農作物や草花の受粉等、自然を豊かにする大きな役割を担っていることから、都内で養蜂をすることの意味がる。特に、ムトウユニパックの自社ビル屋上から、セイヨウミツバチが飛ぶとされている約3㎞四方には、皇居・浜離宮・木場公園・隅田川テラスといった豊富な自然環境がある。
この取り組みは、それらの蜜源をミツバチ社員たちが元気に飛びまわり、自然を豊かにしてくれるとともに、ハチミツという自然からの贈り物をもたらしてくれる活動のお手伝いをすることとなるとしている。

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