ミューラー・マルティニ コルブス無線綴じ機、上製本の独立事業部を発足
ミューラー・マルティニグループ チェアマンのルドルフ・ミューラー氏がこのほど来日し、4月10日の記者会見で先般発表した製本機メーカーのコルブス買収について言及した。
ミューラー氏は「市場が縮小する一方で、多様化ニーズに対応するために顧客からさらなる確信への要望が寄せられている。双方の持つ人材、ノウハウ、技術、インフラを統合することで、将来的に印刷・製本業界全体の未来に貢献することになる」と買収目的を説明。また、「ランデン(ドイツ)では250人を超える人々を、ミューラー・マルティニとは別の独立事業部として採用した」と述べた。
ミューラー・マルティニは、コルブスの無線綴じ機と上製本機の製造とサービスを継続するともに、新組織にコルブスのサービス技術者を採用。両社の主要機器の販売を継続するとともに、年間2、3台の製造にとどまる機械は今後、統合を検討する。
国内ではエスケイセールスがコルブス製品を取り扱っているが、日本法人のミューラー・マルティニ ジャパンでは円滑な移行によるサポートを保証するため、エスケイセールスと協議を重ねていく。