ミヤコシ 軟包装機種実機デモ見学会で、EBオフセット印刷機のモデル2機種の受注を開始
ミヤコシは6月20日、21日に開催が予定されている軟包装機種実機デモ見学会で、EBオフセット印刷機のモデル2機種を発表し、受注を開始する。
同社は「軟包装新時代」をテーマに、環境負荷を軽減しながらボリュームゾーンに合わせた生産体制を実現するため、デジタル、水性フレキソ、 EB オフセットの3つの印刷方式でソリューションを提案している。受注開始となるオフセット印刷機の2機種は、機動力を特長とするライン型オフセット輪転印刷機に、インキ硬化システムとしてEB電子線照射装置を搭載しており、 高い稼働率と環境対応性能で、小中ロットの軟包装印刷を強力にサポートする。
【主な特長】
優れた稼働効率とランニングコスト
刷版(プレート)が廉価であるだけでなく、製版工程から印刷開始までのジョブチェンジ時間を大幅に短縮することが可能で、従来の印刷方式と比較して印刷機の稼働効率が高く、小ロットの対応も容易となる。
広い用途適性
印刷塗膜の特性として、優れた耐熱性や耐擦過性、耐アルコール性を有し、軟包装分野で広い用途での活用が期待できる。
溶剤フリーで作業環境を改善
EBオフセットインキは無溶剤で、 印刷現場の作業環境改善に寄与。また、防爆設備が不要で、設備投資も抑えることができる。
エネルギー起源二酸化炭素の排出削減に貢献
従来の油性インキと比較して、EB 硬化システムはインキを乾燥させるエネルギーを低く抑えることができ、エネルギー起源二酸化炭素の排出削減に貢献 。
製版設備の投資を抑制
プレートを無処理版に特化することで、製版工程での現像 処理 が不要となり、製版設備の投資を抑えることが可能 、製版の内製化も容易となる。
表刷り印刷が可能表刷り印刷が可能
EBトップコートを使用することで、表刷り印刷が可能となる。さらに印刷工程をラミネーションとエージング工程の後に行うことで、製品の受注からションとエージング工程の後に行うことで、製品の受注から納品までの時間を短縮することが可能。
【製品仕様】
間欠式EBオフセット印刷機MLP18 EB
・標準構成: オフセット 5 色 + プレキソコーター + EB 照射装置
・搬送方式:間欠式
・最大印刷幅:450mm
・天地サイズ:215mm 406mm
・最大印刷速度:200rpm
・EB照射装置:岩崎電気製 EC110/45/40mA
・オプション:設定操作 AI アシストシステムyaless AI(本機能は標準仕様には含まれない)
連続式 EBオフセット印刷機 MHL18 EB
・標準構成:オフセット
・5色+プレキソコーター+EB照射装置
・搬送方式:連続式
・最大印刷幅:450mm
・天地サイズ:380mm~610mm (スリーブ交換方式)
・最大印刷速度:100m/分
・EB照射装置:岩崎電気製 EC110/45/40mA
・オプション:設定操作 AI アシストシステム yaless AI(本機能は標準仕様には含まれない)