ミヤコシ 軟包装向けにデジタルとアナログの二方式で新機種発売
ミヤコシは6月20日、21日に開催する軟包装機種デモ見学会で、水性顔料インクジェットプリンター「MJP ADVANCED 30X for FILM」、CI型水性フレキソ印刷機「MCI 1000W」の販売を開始する。
MJP ADVANCED 30X for FILM
フルカラーインクジェットプリンター「MJP ADVANCED 30X for FILM」は、これまで小ロット・高精細な印刷品質で高い評価を得ているMJP30AXFとは一線を画し、高速で中ロットまでを射程範囲に収めるコンバーターをターゲットとする新機種。高速でも高品質、かつ、ジョブサイクルを短縮するシンプルな操作を特長としている。
【MJP ADVANCED 30X がもたらす価値】
業界トップクラスの印刷速度と高品質な印刷仕上がり
・1,200×1,200dpiの高解像度にフルデジタルで毎分80mの高生産性を実現。インクジェットのダイナミックかつ繊細な絵柄表現力とショートラン適正に加えて、高い生産効率を 付加した。
ワンステップ・アラインメント機能を搭載
・フィルムの熱伸縮による背景のホワイト版とカラー版のズレを補正する自動拡縮機能を搭載し、ワンステップで補正が完了する。透明窓のある絵柄デザインに対してポテンシャルを発揮する。
高濃度ホワイトを実現するダブルヘッドを搭載
・隠蔽性を高めたホワイトが最終パッケージのシェルフアピールを引き立てる。
VOCの発生を極限まで抑えたインクジェット用水性顔料インクを使用
・ 印刷現場を溶剤臭から解き放ち、オペレーターへの負荷を低減。同時に自然環境にも優しい軟包装印刷を実現する。
【MJP ADVANCED 30X for FILM主な仕様】
・印刷方式:ドロップオンデマンド(DOD)インクジェット
・印刷基材幅:790mm
・印刷幅:750 mm
・解像度:1,200dpi×1,200dpi
・印刷速度:80m/分
・インク:水性顔料インク
・基材:BOPP、PET(プライマー共通)
・RIP:事前RIP、可変、部分可変に対応
MCI 1000W
CI型水性フレキソ印刷機「MCI 1000W」は、操作性を重視したミッドサイズのフレキソ印刷機。中~大ロットの印刷をターゲットとしており、昨今各段に進化した製版技術の性能を損なわない高い機械剛性が高速でも良好な印刷を担保し、かつ、高効率な運用が可能となっている。
【MCI 1000W がもたらす価値】
「版カラミ」防止機能を搭載
・各印刷ユニットに加湿装置を搭載し、樹脂版上で発生しやすい「版カラミ」現象を低減することでロングラン性能を持たせた。
・印刷停止時にも印刷ユニットを単独駆動させることで、停止時に発生する「版カラミ」も抑制する。
特殊温調機構 を採用
・CIドラムに特殊な 温調機構を施すことで、フィルム印刷時の見当精度を高める。
水性フレキソインキを使用
・今後の軟包装印刷には欠かせない水性フレキソインキを使用し、溶剤を極限まで削減することで高い環境対応性を備えている。
・VOC 回収燃焼設備が不要で全体的な設備投資額を抑制。
・印刷現場を溶剤臭から解放し、オペレーターへの負荷を低減。
【MJP MCI 1000W 主な仕様】
・印刷方式印刷方式:セントラルインプレッション(CI)型フレキソ
・印刷基材幅:900mm
・印刷幅:850mm
・印刷速度:最大200 m/分
・インキ:水性フレキソインキ
・基材:BOPP、PET、紙等