ミヤコシ パンチ穴、縦横ミシン加工を可変する『バリアブル加工機』披露

ミヤコシのバリアブル加工機
ミヤコシのバリアブル加工機

ミヤコシは12月10日、11日の両日、秋田県横手市のグループ工場・宮腰デジタルシステムズで内覧会を開催し、ページ単位でパンチ穴、縦横ミシンの加工を可変する『バリアブル加工機』を披露した。

バリアブル加工機は加工パターン情報が埋め込まれたデータマトリックスコードを読み取り、加工箇所を可変制御するもので、固定リピート長に制約されずに長尺のジョブにも対応。大判ダイレクトメールのクーポンや商品券、チケット、切り取りハガキ、袋とじの加工などへの利用を想定している。構成は給紙部、ランダムファイル加工部、ランダムミシン縦加工部、ランダムミシン横加工部、折部、巻取部。最大加工速度は50m/分で、将来的に100m/分まで生産性を上げる。

2日間、計4回のデモに約100名が来場
2日間、計4回のデモに約100名が来場

通常のミシン加工機はミシン刃のカセットが必要で、交換作業によるダウンタイムが発生する。バリアブル加工機は各部がサーボモーターによる個別にバリアブル制御し、短時間でのジョブ準備を可能にした。

内覧会では今後、加工機のモジュール化構想も明らかにされた。例えば、給紙、ループユニット、マージナルパンチ、マージナルパンチ+横ミシン、シーター、スリッターなどのユニットを連結することで、ユーザーの業務合わせたライン構成を可能にする。

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