ミヤコシ 軟包装印刷の小ロット・低コスト・無溶剤を実現する「VAR18B」発売へ
ミヤコシ(宮腰亨社長)は、軟包装印刷の小ロット、低コスト、無溶剤、を実現する間欠式オフセット輪転機「VAR18B」 を製造・発売し、今年3月、四国化工株式会社(本社:香川県東かがわ市、入交正之社長)に納品する。四国化工は、共押出多層インフレーションフィルムメーカーであると共に、グラビア印刷も手掛ける企業。この度の納品に先立ち、2月20日と21日の両日、ミヤコシの製造会社である宮腰精機株式会社国見工場においてオープンハウスも開催する。
これまでの軟包装印刷は、グラビア印刷方式が主流で、高コストで時間がかかる製版、特色が多く段取りでインク交換が発生する、という課題から、小ロット対応は困難とされてきた。また印刷過程で有機溶剤を使用する事から、環境問題への対策が必須となっていた。
ミヤコシの「VAR18B」は、オフセット印刷の版交換の容易さを軟包装印刷で実現し、 従来のオフセット印刷の課題であった天地サイズごとの版胴交換を不要とし、版交換のみでのジョブの入れ替えを実現。これらにより本機校正を可能とするなど、ジョブの入れ替え時の段取り時間を圧倒的に短縮した。
また、オフセット印刷のメリットである、短時間、低コストの製版工程をそのまま軟包装印刷で実現。加えて溶剤を使用しないことから、環境負荷、オペレーターの健康負荷を大幅に低減している。
その結果、従来困難とされてきた軟包装印刷における小ロット印刷を、短納期、低コストで実現。これを評価して導入に至ったという四国化工の入交社長も、今回の導入にあたり、「長年気になっていたオペレーターの健康問題からも解放される」とコメントを寄せている。
<オープンハウスについて>
日時 :2月20日、21日
場所 :宮腰精機株式会社国見工場(秋田県大仙市太田町国見字稲荷堂162)
問合・申込先:株式会社ミヤコシ L&I営業課 藤谷
メールアドレス:sin.fujiya@miyakoshi.co.jp