ミマキ 新中期成長戦略『Mimaki V10』、財務基盤強化し営業利益率10%目指す

オンラインで新戦略を発表する池田和明社長
オンラインで新戦略を発表する池田和明社長

ミマキエンジニアリングは12月2日、オンライン形式で2025年度までの新中長期成長戦略『Mimaki V10』を発表した。

新戦略では財務基盤を強化し、2025年度に営業利益率10%、経常利益率8%を達成する目標を掲げた。売上でも年平均10%成長を目安とし、プリントやカット、インク、位置決めなど独自技術を強化するとともに、ディスペンサ、スプレー技術を加え、前工程から後工程までのソリューションを提供。ファクトリーオートメーション事業を保有する優位性を活用し、サイングラフィックス、インダストリアルプリンティング、テキスタイル市場での自動化を促進していく。

海外市場では中国市場を重点地域に位置づけ、新たな製品を投入。国内では成果を上げている各地域でのミニ展示会に加えて、バーチャルミニ展戦略を展開していく。

2016年度に策定した中長期ビジョン『M1000』では4~8年後に売上高1,000億円の達成を目指していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う世界的な景気低迷の影響と市場ニーズや顧客の志向変化を踏まえ、戦略を見直すことになった。

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