ミマキ 大判インクジェット、カッティングプロッタの新製品
ミマキエンジニアリングはこのほどエコソルベントインク搭載の大判インクジェットプリンタ『330 Series』、昇華転写大判インクジェット『TS330-1600』、カッティングプロッタ『CG-60AR/100AR/130AR』を発表した。新製品はいずれも3月4日まで東京ビッグサイトで開催されているJAPAN SHOP 2022に出展されている。
『330 Series』はJV330-130/160、CJV330-130/160をラインアップ。JV330がプリント専用機で、CJV330がプリント&カッティング機。それぞれ最大対応メディア幅1,370 ㎜、1,620 ㎜を揃えた。
新製品は、印刷条件ごとにインクの着弾の順番を変更させる印刷技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」を搭載。プリントヘッドのわずかな個体差や調整の微妙なズレから生じる意図しないスジやムラを抑制させる。
色管理をするための標準フォーマットである入力プロファイル「Deep Color Natural」では鮮やかなベタ表現と自然なグレー階調、自然な肌色を同時に表現する。印刷速度は4色搭載時の標準モードで21.0㎡/h、8色搭載時(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)で13.2㎡/h。「XYスリッター」と「メディアチェンジャー」により作業性が向上する。
『TS330-1600』は330 Seriesと同じくMWDTを搭載して、プリントヘッドのわずかな個体差や調整の微妙なズレから生じる意図しないスジやムラを抑制した。印刷速度は4色インクセットのDraftモードで69㎡/hと、従来機比約138%。ランニングコストの低減を実現する2つのオプション品「10kgインクタンク供給ユニット」と「ミニジャンボロールユニット」をカスタマイズし、搭載することが可能となっている。
巻き取り用の駆動モーターは左右両側に搭載されている。これにより負荷を分散し巻き取る力を強化した。また、巻き取り用の紙管に対して真っ直ぐ1点でテープ止めが可能になる「V字カット機能」を追加した。
『CG-60AR/100AR/130AR』はそれぞれ606㎜、1,070㎜、1,370㎜のカット可能範囲の異なる3サイズが用意されたエントリーモデルのカッティングプロッタ。クラス最高カット圧550gとカッティングスピード従来機比1,105%を実現。カット圧を従来機より50g増やすことで、カット可能な素材の種類が増え、塩ビシート、蛍光・反射シート、ゴムシートなど、様々なシートに対応した。
専用オプションでは新しく厚紙の全カットに対応。普通紙から厚紙まで高品質に切り抜く。罫引きツールを使用すれば、折り線作図が可能になる。これによりペーパークラフトやパッケージも作成することができる。 Windowsプロッタードライバ対応により、カッティングプロッタへのデータ出力が用意で、かつ、離れた場所からマシン操作、稼働状況の確認ができる。