株式会社ミマキエンジニアリングは印刷済みの生地から染料を脱色し、その再利用を可能とする「ネオクロマト・プロセス」の試験運用を行った。

今回行ったのは株式会社ロフトが実施している持続可能な社会の実現にむけた環境への取り組み「ロフト グリーンプロジェクト」へ全面協力で、店舗装飾用タペストリーの資源再利用。布地を再利用した「循環使用タペストリー」は11月より池袋ロフトでテスト運用を開始する。

短期間の使用後に処分されるタペストリーを何度もデザインを変えて使用することで、布地の廃棄削減によるCO2排出量の低減に貢献。脱色された布地は各地のタペストリー制作事業様で再印刷ができるため、ローカルエリア内での循環再利用を可能とし、繊維製品のアップサイクルを実現する。

また、今回制作した循環使用タペストリーは、ロフトの各店頭で使用されたもので、サーキュラーエコノミーを目指す株式会社BP Labが運営している繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP（ビオロジック ループ）」の協力のもと行われている。

今後ネオクロマト・プロセス装置の製品化により、各地の印刷事業者でも実施可能な循環利用ソリューションを提供していく予定だ。