ミマキ 低運用コストの水性昇華転写用インクジェット発売
ミマキエンジニアリングは10月に、高い生産性と長時間の安定稼働、さらに低ランニングコストを実現した1.8m Roll to Roll水性昇華転写用インクジェットプリンタ「TS55-1800」を発売する。
新製品は、新開発ヘッドを搭載することで、最速140㎡/hの高速プリントから、品質を重視した高画質プリントまで、仕事に合わせた幅広いプリントモードを選択できる。また、従来機では不可能だった高速モード(70㎡/h)でバンディングや色むらを軽減する「MAPS」の使用を可能にすることで、高い生産性と高画質を両立する。さらに、高速プリントでも長時間の連続稼働を実現する新規オプションユニットの「ミニジャンボロールユニット」と「10kgインク供給ユニット」を開発した。
「ミニジャンボロールユニット」は、約2,500m巻の転写紙[Mimaki Vision Jet-X]を装着するための繰り出しユニット。150m巻の転写紙を最速モード(140㎡/h)でプリントした場合、約2時間でプリントが完了するため夜間などオペレータ不在時に連続稼働をすることができないが、「Mimaki Vision Jet-X」のミニジャンボロールを使用することで長時間の連続無人運転を可能にする。また、小巻ロールと比較して平米単価を抑え、ランニングコスト削減に貢献する。
「10kgインク供給ユニット」は、1色あたり10kgのインクタンクをセットするためのユニット。大容量タンクなので長時間の連続稼働ができる。従来の2Lインクパックと比較してcc単価を大幅に削減する。