マーチング委員会 第9回定時総会および全国大会を開催

挨拶する井上理事長
挨拶する井上理事長

まちのイラストで地域を元気にするマーチング委員会(井上雅博理事長)は、2月8日、東京都港区のコニカミノルタジャパン本社セミナールームで第9回定時総会および全国大会を開催した。総会では任期満了に伴う役員改選で井上理事長、利根川英二塾長、そのほか全ての理事が再選された。

総会の冒頭挨拶で井上理事長は、「マーチング委員会は来年で10年の節目を迎える。現在、マーチング会員メンバーは北海道から沖縄まで66組織になり、全国の“まちなみ”イラストは約3100点にまで増加した。今後も皆さんと一緒により良いコンテンツに育てる努力を続けていく。昨年、山梨で開催したマーチングEXPOには大勢の参加者が来場し、それに伴ってイラストをさらに増やすことができたほか、SDGsを含む活動を地域の方と一緒に取り組んだ。苦労することも多いが、活動1つひとつを地道に行うことで地域の方との結びつきが強くなる」と指針を語った。

今年度は、全国まちなみ百景イラストの利活用、新情報紙「+M(プラスエム)」の発行と展開、SNSを利用した地域の魅力紹介、SDGsの取り組みを推進する。また、地方創生の情報収集と発信、各ブロック単位のマーチングアカデミー塾を開催するほか、地域コミュニケーションづくりの取り組みでグッドデザイン賞受賞を目指す。

講演する木村氏
講演する木村氏

総会後の全国大会では、基調講演として日本事業構想研究所の木村俊昭代表理事が「自分たちのチカラでできる、まちおこし!資源や活動をシェアしよう」をテーマに講演。木村氏は「地方創生のためにはまず、自分の地域の強みと弱みを理解することだ。弱みの部分は、企業や団体とパートナーを組んで解決し、強みをより強くしていくための施策に力を入れて頂きたい」と地方創生への取り組み方を述べた。

引き続き、瀬田章弘理事、鍋島裕俊理事が新情報紙「+M」について説明した。同紙はマーチング委員会の事例をまとめて紹介することで、地域のプラットホームを作りに役立つ情報を発信していく。

マーチング委員会の活動発表では、東三河マーチング委員会の金子徹氏がマーチング活動を普及する手法を発表した。

マーチング委員会集合写真
マーチング委員会集合写真

最後に、新しく加わった、いわてマーチング委員会、鎌倉・横須賀・三浦マーチング委員会、神戸マーチング委員会、さいたまマーチング委員会が紹介され、情報交換会へと移った。

関連記事

最新記事