マークテック 粉体物性測定の新会社「株式会社ハイテクノライズ」設立、バッテリーや全固体電池にも使用される注目の“粉体”のため

 マークテック株式会社は「粉体物性測定(微粒子)の受託事業」に参入するために2023年7月3日に100%出資の新会社として、株式会社ハイテクノライズを設立した。

 ハイテクノライズは、粉体層のせん断試験を始め、粒子・顆粒の強度試験・静電気特性試験・付着力測定など粉体の物性測定並びにその装置販売を中心に事業展開する。また、これらを組み合わせて測定を行うことで“粉体”への深い理解が可能になり、測定を通じてお客様の製品開発につながる最新ソリューションを提供できる。

株式会社ハイテクノライズを設立

 現在、昨今急速な発展が見込まれる金属3Dプリンター、バッテリーや全固体電池に使用される“粉体”が注目されている。“粉体”の物性が機能や性能に大きく関係するとされており、物性解析の需要は増加傾向にある。
 マークテックグループでは、現中期経営計画で「受託事業」を成長事業の新たな柱として育てていくこととしており、今回「粉体物性測定(微粒子)の受託事業」に参入することで「受託事業」の新たな領域が獲得出来る。
 そのため、粉体物性測定受託及び装置販売事業の早期に立ち上げ、新たな市場への参入、販路の拡大を図ることを可能にし、当社事業の主力ドメインである品質保証に関するビジネスの強化にも繋げられると判断、新会社ハイテクノライズを設立することに至った。

 マークテックは、「品質保証を通して社会に安全と安心を提供する」を企業理念とし、「”品質保証を科学するモノづくり集団”として、日本・アジアから世界に通用するブランドをつくり、世の中を永続的に良い方向に変革して行く」を30年経営ビジョンとして掲げている。また、Big Companyではなく、Good Company によるエコシステム(MARKTEC Business System、以下MBS)」を構築するという戦略的なビジネスモデルに取り組んでいる。具体的には、「 A.次世代を担うCEO人材育成 × B.品質保証に関連するキラリと光る技術力&収益力を有する、後継者不在のため事業存続が危ぶまれる中小製造企業の事業承継=Good Company によるエコシステム(MBS)」というユニークな事業構想の実現を目指している。
 また、SDG’s9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、SDG’s 11「住み続けられるまちづくりを」及び SDG’s 12「つくる責任 つかう責任:持続可能な消費と生産パターンを確保する」という社会課題を解決する一助となることで、100年、さらにそれ以上続く「品質保証を科学するモノづくり集団」として社会に安全と安心を提供する企業としていく。

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